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(2)タグボート

現在、B社修繕事業の柱となっているハーバータグポートの日本海海域の受注取り込みが、石狩湾新港での新規拠点形成により可能となり得ることが考えられる。ちなみに、現在稼働しているハーバータグポートは、主な港湾として石狩湾新港で1隻、小樽港2隻、留萌港1隻である。これらの修繕受注の取り込みが本件計画の狙い目となる。

また下表は、道内支庁別(基地港べース)のタグポート隻数を示している。道内全域では144隻であるが、石狩湾新港における営業テリトリーとなり得る宗谷管内、留萌管内、石狩管内、後志管内で稼働するタグポート隻数は75隻となる(道内52%)。タグボートの修繕サイクルを2年に一度とすると、年間修繕隻数は38隻となり、B社が起重機船同様の15%シェアを獲得できた場合、年間5隻程度の受注は獲得できることが推定される。

重点営業テリトリー75隻×シェア15%(起重機船と同様の根拠より)=年間5隻

道内タグボート 支庁別一覧表

(単位:隻数)

  宗谷 留萌 石狩 後志 檜山 渡島 胆振 日高 釧路 根室 網走 合計
タグボート 18 26 23 8 6 18 3 15 2 6 19 144
資料:「北海道港湾・漁港工事用作業船一覧表   平成8年度版」をもとに、?鰍スくぎん総合研究所が集計

 

 

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